運動会の写真を上手に撮る方法

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9月、10月は子供の運動会が行われるシーズン。
年に1回の行事ですし、普段子供が過ごしている学校や幼稚園での様子を見るめったに無いチャンスでもあります。
一生懸命にダンスや駆けっこをしている瞬間をしっかりと写真に残せるよう、カメラ機材の準備を万全に、運動会当日に備えましょう!

目次

必要な機材

望遠レンズ

望遠レンズ運動会で必要なのは、望遠レンズです。
幼稚園のグラウンドの様に比較的狭い場所でも、他の父兄の方も子供の姿を写真に収めようとしているので、なかなか良い場所が確保出来ません。
そんな時、標準に近い焦点距離のレンズだと、頑張って撮った写真も、子供の顔が認識出来ない程小さく写ってしまいます。
良い場所を確保出来なかった時に備え、望遠レンズ(焦点距離200~300mm程度)は用意したい所です。

しかし、運動会だけの為に望遠レンズを購入するのは、もったいない気がします。
そんな時に便利なのが、撮影機材のレンタルサービスです。
例えば、このレンズは焦点距離が80-400mmの望遠レンズですが、新品で購入すると13万円程度する高価なレンズです。

これを、レンタルカメラショップで借りた場合、一泊二日で6500円でレンタルする事ができます。
これなら、普段は使わない望遠レンズも運動会だけの為にお得に使う事ができますね!こちらのお店以外にも検索エンジンで、「一眼レフ レンズ レンタル」と検索すれば、多くのレンタルショップを探す事ができます。
関連:レンタルレンズでNikkor ED 70-200mm F2.8Gを借りて素晴らしさに驚いた

一脚

一脚望遠レンズを使う時に気をつけたいのが、手ブレです。普段あまり望遠レンズを使わない方は特に気をつけた方が良いです。
特に、上記で掲載している、400mmクラスの望遠レンズとなると、レンズの重量だけで1.3Kgもあり、静止して持っているのも難しいのです。
一般的に手ブレが起こるシャッタースピードの限界は焦点距離が長くなればその分、早いシャッタースピードが必要になり、400mmクラスのレンズだと1/200秒~1/400秒ほどのSSが必要となります。
これは、あくまでも限界SSの話しですので、運動会など動いている子供を追う必要がある場合、さらに早いSSが必要になりますし、キレの良い写真にする為には、カメラをしっかりとホールドしてあげる必要があります。(参考:ISO感度をマスターして手振れ写真とサヨナラ

三脚を使う事で、ブレは最小限に防ぐ事が出来ますが、多くの父兄がいる場所で、脚を広げるのはマナー違反となりますし、三脚の使用自体を禁止している学校もある様です。
そこで、便利なのが一脚

一脚は、その名の通り、1本の脚でカメラを固定する道具です。
自立する事は出来ませんが、使う事で、縦の揺れを防ぐ事ができます。
また、三脚に比べ取り回ししやすいので、動いている被写体を追いかけながら撮影する事にも向いています。

三脚については「失敗しない一眼レフカメラ用三脚の選び方」で詳しく書いていますが、重い三脚を持って常に行動するのも大変です。
そんな時にでも軽い一脚でこなせる撮影は以外と多いもの。(Amazonで見てみる

その他

SDカード高速なSDカード
運動会は連射が基本になりますので、クラスの大きい早いSDカードを複数枚持参しましょう。
関連:SDカード(SDHC)によって違う連射可能枚数!高速SDHCカードのベンチマーク結果

脚立脚立
良い場所が確保出来ず、父兄の後方でしか撮影出来る場所が無い場合、高い位置から撮影出来るよう、簡易的な脚立があると便利です。(Amazonでチェック

撮影場所の確保

機材が揃っても万全ではありません。
一生懸命競技をする子供を写真に撮る為には、競技に合わせた最適な場所取りが必要不可欠です。

50m走

50m走
50m走は、スタートとゴール付近が躍動感溢れる写真が撮影出来るポイントです。
スタート位置に近い場所では、ピストルの合図を待つ緊張した表情を撮影する事が出来ますが、自分の前を走り過ぎる時は、流し撮りになりますので、縦揺れ防止に必ず一脚を使う様にしましょう。
また、ゴール付近では、ゴールした瞬間の笑顔などを写す事が出来ますが、正面からの撮影になるので、奥行き感の無い写真になりがちです。
子供の後ろや前を走る子を、ボケさせ自分のお子さんにピントを合わせると動きのある写真を撮る事ができます。

玉入れ

玉入れ
玉入れは、子供どおしが縦横無尽にかけまわる競技なので、撮影が難しいどころか、自分の子供の場所を探すのにも一苦労。
撮影のコツは、競技開始前に、子供に位置を確認し、子供とカゴの対角線上に自分の位置を確保する事。
子供側についてしまうと、後ろ姿しか撮影する事が出来ませんので、前もってお子さんに、「反対側から見てるからね」と一声かけておくと、子供から探してくれるかもしれません。
また、父兄の最前列をゲット出来た場合は、地面すれすれから子供を見上げるようなアングルでの撮影も行なっておきましょう。

運動会撮影のコツまとめ

  • 最初にプログラムに目を通しておく
  • シャッター速度は出来るだけ早くする
  • 望遠レンズを使う
  • 一脚を使う
  • 上や下など様々なアングルで撮影する
  • テクニック的な事ばかりに気を取られすぎると、せっかくの良い表情を取り逃がしてしまいます。
    子供も、普段は来ないパパやママが来ている事で、少しでも良い所を見てもらいたいと思っています。せっかくですから、一緒に運動会に参加する気持ちで会場入りする事が、運動会で良い写真を撮る最高のテクニックだと思います。

    最後に、昼休憩などは日陰の場所が、場所取りをしている家族で埋まってしまう事が多いので、簡易テントを持っていった方が、身体的にずいぶんと楽になりますよぉ。

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    この記事を書いた人

    1982年生まれ。カメラ、サーフィン、キャンプが趣味の中年。
    WEBコンサルの仕事を20年ほど行い、現在は独立。2人の子持ち。
    凝り性で意外と飽きにくい性格。

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