僕は、悪く言えば飽きっぽい性格ですが、そのせいか、趣味も写真、バイク、家庭菜園、スノーボードなど複数の事をちょこちょこと楽しんでいます。
昨年、大型二輪の免許を取得し、大きいバイクを購入したのですが、俗に言うリターンライダーというやつで、若い頃は中型バイクに乗っていました。
バイクは、足として使うには不便なもので、雨が降れば濡れますし、路面が濡れていればスリップしやすくなります。
また、衝突などの事故を起こせば、車とは違い、身体がむき出しの状態なので、必ず怪我をします。
高校生の頃は、これまでの移動範囲を大きく伸ばせるものとして、足として使っていましたが、20歳を過ぎると、電車や車などの安全で楽な乗り物が足となりました。
そして、結婚をして、子供が生まれ、ほんとなんとなくバイクに乗りたくなり大型免許を取得。
18歳の頃と30過ぎた今では、感じ方も体力も全く違います。
若い頃は、どれだけ乗っていても、バイクで筋肉痛になることなどありませんでしたが、今はツーリングに出かけた翌日には、全身が筋肉痛になります。
「バイクってこんなに大変な乗り物だったっけ?」と感じる反面
バンクさせている時の、一体感などは、今の方が敏感に感じている様に思いますし、今では景色や森の匂い、川の音などを楽しむ事のできる歳になりました。
そんなバイクに乗り出して思う事が、
『趣味=楽しい事=無駄・不便な事』
なのかなぁと。
カメラも同じで、記録として写真を撮るならiPhoneで撮影すれば十分に綺麗な写真を撮る事が出来ます。
でも、背景がぼけた写真などは、一眼レフでなければ撮る事ができません。
そういった写真を撮る為には、出かける度に大きくて思いカメラを持ち歩く事になります。
プロ仕様のカメラだとボディ1kg、レンズ1kg。合計2kgを持ち歩く感じです。
デジタルの方が、後々の加工も楽ですし、現像コストも安いですが、敢えてフィルムカメラで撮影をする人もいます。
不便ですが、この不便さがまたいい。
家庭菜園でも、都心なら少し行けば、新鮮な野菜を安く販売しているスーパーに行けるのに、わざわざ、土を作り、苗を上、病気や害虫を気にしながら栽培をする。
この無駄が楽しい。
だから、無駄や不便な事は物事を楽しむ基本なのかも!と感じています。
そして、社会も同じように感じる事がある。
先日逮捕された「ドローン少年」。
TVで放送されていて、気になったので動画を検索してみると、ドローン少年が補導された時の様子を見る事ができます。
その動画を見て感じる事は、
「理屈っぽい。大人をばかにしている」という事。
なんと言うか、今はネットで色々な事を知る事ができる。
自分が知ろうと思えば、なんちゃって知識はどんどん得る事ができます。
なんとなく、事件を起こす少年たちって、こういった部分が共通しているのかなぁ。なんて思うのは僕だけでしょうか。
そして、そうした子に育ってしまったのは、親のせいだとも思っています。
子供って、褒められたいし、親に見ていて欲しいんですよね。
親からすれば、無駄にしか思えないような事でも、子供にとっては真剣な遊びだったりする。
子供は遊びを通して成長していきます。
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時間が無いからと言って、子供と遊んでいるのに、スマホを片手にしている親。
これが当たり前になってくると、
人との繋がり方が分からない。
目上の人を敬わない。
人の気持ちが分からない。
自分の事しか考えなし。
大人が増えるんじゃないかなぁと思います。
もう一つ社会の事ですが、子供をハーネスに繋ぐ親について、賛否両論があるようですが、僕は絶対に反対派。
分かりますよ。つけていれば、道路に飛び出す事も無いし、どこかに行ってしまう事もないでしょう。
ただ、子供と手を繋ぐ事って簡単すぎる事ですが、立派なコミュニケーションだし、道路に飛び出しそうになった子供に対して、おもいっきり叱る事で、愛情が子供に伝わるのではないでしょうか。
怖い思いをするから、同じ思いをしないよう、子供自身が注意する様になる。
子供に楽をさせたり、親自身が楽をする事で、子供の成長するきっかけもなくなっている様に感じます。
なんか、言いたい事が2転3転してしまいましたが、
楽・便利な事は決して、いいことばかりでは無いのだと、感じている今日このごろです。