2014年4月9日でWindowsXPのサポートが終了します。
サポートが終わってしまうとどういった不具合が出るのか、また終了前にやっておきたい事をまとめてみました。
僕もメインはMacですが、サブとしてデスクトップのWindows(8)を使っています。
サポート終了でどんな影響が出るのか
MicroSoft社の公式ホームページ上に書かれている内容を要約してみると
セキュリティアップデートが停止
↓
セキュリティ・ホールから悪意のあるプログラムが侵入するリスクが増える
↓
自分のPCが犯罪の踏み台になる可能性がある。
Windosやmacなどのオペレーティング・システムはリリースした後も不具合が発生する度、セキュリティ的に危ないポイントを見つける度にアップデートが行われています。
その更新がなくなってしまうと、悪意のある人が新しく発見したセキュリテイホールはそのままの状態になってしまうので、標的になりやすくなってしまいます。
(最新OSを使っていても、アップデートをしなければこういったリスクが高まります)
まだ利用者の多いOSでもある事で、警視庁サイバー犯罪対策室も呼びかけを行っています。
参考リンク:http://www.npa.go.jp/cyber/kanminboard/siryou/report_xp.pdf
サポート終了前の対策
OS自体のサポートが終了してしまうので、OSをXP以降(Windows7、8)にアップグレードするか、PCごと買い換えるか、MACにするかといった選択があります。
7の前にVistaというOSもありましたが、評判の悪いOSだったのでXPの利用者が今でも多いのだと思われます。
アップグレード
Windows XPの後続版である7が発売されたのは、2009年7月です。
XPがインストールされたPCはこれより前のものであることが多いと思われますが、PCは家電製品同様に経年劣化をします。
故障しやすいのは、ハードディスクやメモリー、モニターなどです。
使用頻度にもよりますが、5年間毎日使用したPCをアップグレードするのであれば、新しいPCを購入した方が数年先の故障リスクも下がりますし、ハードウェア自体も64ビット対応のものが一般化してきていますので、金銭面再重視の方以外は、選ばない方が良い選択枠だと思います。
PCごと買い換える or macにする
今の時期は、サポート終了前の駆け込み需要の為、PCが品薄状態になっています。
各メーカーのモデルチェンジの時期でもあり、2014年春モデルが登場しているタイミングなので、型落ちモデルが安く購入出来ます。
個人的には、その際にダウングレード権の付いたWindows8搭載PCが良いと思います。
XPと操作性の近い7ですが、XP同様にサポート終了は後発の8よりも早く訪れます。
8搭載PCを買い、自分で7にダウングレードして使用する事ができますし、その逆も可能です。
しかし、僕はこういったWindowsのころころ変わるOSが嫌になり、Macユーザーになりました。
Mac OSは初期の頃からインターフェイスもほとんど変わっていないらしく、ユーザーの使いやすさを重視している所に惹かれました。
Windowsはこれから先も、デザイン・使い勝手はどんどん新しいものを採用していくでしょうが、その都度使い方が分からなくなり覚えるのに時間がかかるでしょう。
使った事の無いMacは、最初はとまどいましたが、今ではかなり使いこなせるようになってきました。
データの移行
ここ数年のPCはデータ容量が大きくなっており、数百ギガバイト単位のHDDを搭載しています。
そのため、今持っているPCには多くのデータが入っていて、それを新しい環境で使う為にはバックアップを取っておくことが安全です。
バックアップは、外付けHDDを利用するのが初心者の方でも簡単にできる方法ですし、バックアップ用HDDはその後もデータの保管場所として利用できます。
持っていない方は、サンダーボルト対応のHDDかUSB3.0対応のものを購入しておきましょう。
この2つの規格は転送速度が早い最新のものです。
メーカーによっては、XPからの移行ツールなどもあります(IOデータ)ので移行のハードルは以外と低そうです。
まとめ
慣れ親しんだOSが無くなると、関連機材も買いなおさなければならないので、結構な出費になります。
ただ、リスクなどを考えると新しくしないのは怖いですし、最新OSならこのさき10年程度はサポートが続くと思われます。
最近では安価なPCも増えてきましたので、検討してみてはいかがでしょうか。
カスタマイズなどをする場合は納期がかかりますし、サポート終了まであと40日程度なので、早めの方が良さそうです。