娘の七五三で良いカットを少しでも増やそうと購入した、D300sバッテリーグリップですが、1?7枚程度までの撮影速度は確かに早くなりました。
ただ、8枚以上を連射で撮影しようとしても、シャッターが切れない!
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Class⑩の高速カードを使っているのに
SDカードの書込速度を表す単位に「Class」というものが使われます。
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Classの後ろに表記されている数字が大きければ、書込速度が早くなります。
僕が今持っているSDカードは、6枚で、通称「白芝」とか言われている、東芝の白いSDカードが5枚。
3枚は8GB Class10、2枚は4GB Class6です。
また、Eye-Fi(アイファイ)とiPad連携の写真管理が便利すぎるで書いた、16GB Class⑩の
が1枚あります。
今回試したのは、もちろんClass10の白芝とEye-Fiですが、どうしても8枚以上の連射ができません。
Classで表される数字は、そのSDカードの速度が最低 ○MB/秒を保証するというものです。
Class10の場合は、10MB/秒が保証されています。
仮にSDカードが1秒に10MBしか転送できない場合、RAWで撮影したデータは1枚の写真で20MB近くのファイルサイズになりますので、2秒で1枚の写真がカードに転送される事になります。
転送されるまでは、次の撮影ができなくなるので、これをある程度防ぐ為、カメラ本体にはバッファメモリと呼ばれる、データの一時待機場所が存在します。
バッファメモリの容量は機種によって異なりますが、バッファメモリからSDカードへの転送が追いつかずバッファメモリも一杯になってしまうと、シャッターが切れなくなってしまいます。
ですので、連射を頻繁に使う場合、
- カメラ側のバッファメモリの容量が十分にあるか
- 記憶媒体への転送速度が早いか(転送規格(カメラ側))
- 記憶媒体自体の書込速度が早いか
の3点がポイントとなります。
Classが同じでも性能は雲泥の差
SDHCカードで最速のスピードを体感する為には、Class10を使えば良いと思っていましたが、それは違いました。
同じClassでも製品によって、読み書きの速度が全く異なります。
例えば、僕の持っている『Eye-Fiの16GB』と『東芝の8GB』はどちらもClass10です。
ベンチマーク
体感では、Eye-Fi16GBの方が連続撮影枚数が多かったのですが、数字で見る為に2つのカードの性能を比較してみました。
※ベンチマークは測定したPCの性能によって差が出ます。
東芝8GBの読み書き速度
書込速度:18.5MB/秒
読込速度:21.8MB/秒
Eye-Fi16GBの読み書き速度
書込速度:20.5MB/秒
読込速度:22.1MB/秒
同じClass10でも書込速度では1秒当たり、2MB違います。
高速と噂の「サンディスク エクストリームプロ」を検討
書き込み時に最大で90MB/秒を実現するサンディスクプロは『UHS-I規格』で、規格上104MB/秒の転送速度まで対応する「高速バスインターフェイス」。
D300sにはSDカードスロットと、コンパクトフラッシュストットがあり、CFカードの方がデータの高速転送ができますが、高価な為、SDカードを使用しています。
今回もSDカードでより高速なものを探してみましたが、残念な事にD300sがUHS?I規格には対応していないので、サンディスクプロを使っても90MBの速度は出ないようです。
高価なコンパクトフラッシュか
先日発売されたNikon D5300もそうですが、一眼レフのエントリーモデルでは、SDカードのみが使える記憶媒体という事は珍しくありません。
しかし、ハイエンド機になると、コンパクトフラッシュ+SDカード、コンパクトフラッシュ?2など、CFカードが使えるもしくはCFカードしか使えなくなります。
僕の持っているD300sもSDカードスロットとCFカードの2枚同時に記録する事ができるようになっていますので、速度を求めるのであれば、CFカードの方が良いのでしょうが。
高いんですよね。。。
せっかくバッテリーグリップ(MB-D10)を手に入れたので、連射を活かそうと思ったらまたAmazonでポチっとしてしまいそうです(^_^;)
転送速度は、連射撮影を多様しない場合は、あまり意識しない事ですが、子供を撮影する場合連射する事で、良い写真が確実に増えますので、連射おすすめですよ♪
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