一生に数回しか無いイベントでの撮影って1枚でも良い写真があれば、まだ諦められますが、カメラの設定が間違っていたりして全部失敗写真だった場合、後悔しても泣いてももう戻る事はできません。
そんな失敗を減らす為、プロがスタジオ撮影などで撮った写真をその場で確認する為に使っている『テザー撮影』というちょっとしたテクニックを使うと、写真の精度を上げる事が出来ます。
今日はそんなお話です。(関連:Eye-Fi(アイファイ)とiPad連携の写真管理が便利すぎる)
テザー撮影とは
テザー(tether)を直訳すると、”繋ぐ”と言う意味で、テザー撮影は、PCやモニタとカメラを繋いで撮影を行う方法です。
カメラとPCを繋ぐ事によって、
- 大きなモニタで確認しながら撮影できる
- データを直接PCで受け取る事ができる
- PC側でレリーズを押す事ができる
などのメリットがあります。
テザー撮影に必要なもの
Nikonの場合は、Camera Control Pro 2を購入しなくては、テザー撮影ができません。
(canonの場合は無料のEOS Utilityを使う事でリモート撮影を行う事ができます。)
(大きなモニタで確認するだけなら、Eye fi+iPadでも行けます。)
僕は、Lightroom5を購入したので、今回のテザー撮影はLightroomを使って解説を行います。
関連:初心者早わかり!写真管理ソフトLightroom5の使い方ガイド
それと、カメラを買った時についていた付属のUSBケーブルが必要になります。
付属品だと短いので、頻繁にテザーを行う場合や、付属品をなくしてしまった場合は、
こういった物を使います。(D300sの場合上記UC-E4、D5000はUC-E6)
(※お使いの機種によって、端子が異なります。)
つなぎ方と設定
カメラとPC
まずは、ケーブルをカメラに接続します。
カメラボディの左側に端子カバーがありますので、これを開けます。
ボディに付属していたUSBケーブルを差し込みます。
ケーブルの反対側はPCと接続を行ってください。
Lightloom
カメラとPCを接続したら、Lightloom側で準備をします。
- メニューバーの「ファイル」から「テザー撮影」→「テザー撮影を開始」を選択
- 保存方法を選択
- シャッターを切る
- チェック
セッション、名前、保存先をそれぞれ選択します。
以上が、テザー撮影の流れです。
Lightloomの場合、PC側でシャッターを押す事が出来ますが、絞りやISO感度の設定はカメラ側で行う必要があります。
シャッターを切るとPCへどんどんと転送されてきます。
転送された写真はすぐプレビュー表示になるので、写りの確認がとてもしやすいです。
Camera Control Pro 2なら、PCでのライブビューなど高機能ですがちょっと値段が高いです。
たまにするくらいなら、Lightroomで全く問題無いと感じています。
外で行う場合は大掛かりになってしまいますが、カメラ背面の液晶で確認するより大きなモニタで即チェック出来た方が、確実に失敗写真を減らす事が出来ます。
ネットショップをしている方でしたら、物撮りの時は絶対に使った方がよいテクニックですよ!