みなさんは、マタニティフォト(妊婦写真)をご存知ですか?
子供を授かり、お腹が大きくなってきた妊婦さんが記念の写真を撮影する事が数年前からTVなどでも取り上げられる様になりました。
子供が生まれた後は子供の成長を写真に記録する方は多いと思いますが、
新しい命が誕生する前の10ヶ月間、ママの身体はどんどん変化していきます。その様子を記念として写真に収めたいと考える女性も増えて来たと聞きます。
そんな我家でも、僕がマタニティフォトを撮りたかったので、半ば妻には、イヤイヤ撮影に協力してもらいました。
マタニティフォトを専門サービスにするスタジオなども増えてきていますので、そういったプロの方に撮影してもらうのが一番上手な写真として残す事が出来ると思います。
でも、ちょっと他人に見られるのは恥ずかしかったり、プロに依頼をするとそれなりの費用もかかってきます。
そこで、このページではそういった方向けに自分でもマタニティフォトが撮れるポイントをご紹介します。
イメージを考える
具体的にどういったイメージの写真を撮りたいかを決めておかないと、良い写真を撮る事が出来ません。
日常の写真とは違って、ある期間しか撮影する事が出来ない写真ですので、いろいろな人のマタニティフォトを参考に、撮りたいイメージを集めます。
イメージ集めに便利なのは、Googleの画像検索とFlickrです。
フリッカーは、英語圏での利用が多いので、Maternityなどの単語も検索すると、多くの写真を探す事が出来ます。
ライトや背景などの準備
ここからは、僕が撮影した状況でしか説明が出来ないので、トップの写真を撮る為に使ったものを紹介していきます。
明かりの調整
まず、今回のイメージは、モノクロでお腹の部分のみにライトが当たった感じの印象にしたかったので、それ以外の部分で光が反射しないようにする必要がありました。
その為、プロ用機材の黒いリフレクターや背景紙が必要になることが分かったのですが、値段が高すぎます。
写真に特化されている事は分かりますが、紙や布が3万もします。
これなら、プロにお任せした方が良いものになりそうなので、今回は、真っ黒なただの布を近所のビバホームで購入。
1m316円のものを6m購入しました。合計約1,900円。結果的に、費用はかなり抑えることが出来ましたし、写りとしてもイメージに近いものが撮れました。
が、ただの布なので、くしゃくしゃとシワになってしまったり、撮影の準備段階で取り回しが大変でした。
フラッシュ
持っているフラッシュはNikon スピードライト SB-700一つだけです。
プロが使うような大掛かりなものはありません。
SB700を使って、お腹部分にだけ光を集める為には、少し工夫が必要でした。
調べた所、ハニカムグリッドと言われるライティング機材を付ける事で、特定の場所のみに照射する事が分かったので、高い専門機材は買わずに自作する方法を改めて検索し、「ハニカムグリッドを作る!」のページを参考に、自作ハニカムグリットをSB-700に取り付けてみました。
見事、特定の場所だけ照射する事が出来ました。
自作ハニカムグリッドを取り付けた、SB700を三脚に固定し方向を固定。内蔵フラッシュの発光と同時にSB700も発光する様設定。
配置
まずは、買ってきた黒い生地をL字状に天井から吊るします。→③
フラッシュは自作ハニカムグリッドを付け三脚に自立させます。→①
やや斜めの位置にカメラを三脚上にセットします。→②
服は全て黒系で統一をし、余計な光の反射を出来るだけ防ぎました。
その状態で、ピントを合わせ、部屋の電気を消し、シャッターを切ります。
電気を消したのは余計な光を入れない為です。
余計な光が入る事によって、反射や色温度がずれてしまうので、今回はフラッシュの光のみで撮影しました。
上記の方法により撮影した写真がこちらです。
写真共有サイトの素敵な写真紹介
いつでも撮れる写真では無いので、できれば色々なシチュエーションで撮影しておくのが良いと思います。
良い写真にする第一歩は、撮影イメージを作る事です。写真共有サイトからピックアップしてみましたので、参考になさってください。
maternity 8 res / Philippe Put
Kati Maternity / thebaphotography
Sharlene and Lowell Maternity-11 / krzyboy2o
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撮影ポイント
事前の準備が絶対に必要です。
妊婦さんは座っているだけでも疲れてしまうので、照明や小物の配置などは予め済ませてから撮影をし、撮影時には、出来るだけ短時間で多いカットを撮っておきましょう。